第一級グラビア悩殺罪愛沢まなか(TSUKI NO KITANOZAKA)
某日、キャバクラファンから「神戸に美し過ぎるキャバ嬢がいる」という通報が入る。話によると、そのキャバ嬢はすでに一部のキャバクラファンの間でウワサになっていて、悩殺される男性が増え続けているというのだ。
これは放っておけないということで聞き取り調査を進めたところ、ウワサの正体は「TSUKI NO KITANOZAKA」で絶大な人気を誇る、愛沢まなかちゃんであることが判明。さらに彼女は、最近『ファンクラマガジン』がイチオシするファンクラガールに抜擢され、グラビアが公開されていることが分かった。
ただちにグラビアをチェックすると…、何だコレは?!
そこには水着姿で挑発的なポーズをキメる美女が映し出されているではないかッ!!
この時点で有罪確定になるところだが、本官も鬼ではない。本官が客として接客を受け、悩殺されなければ無罪にしようじゃないか。
まなかちゃんの色気と、本官の理性、勝つのはどっち?!
捜査開始
大人の色気で
序盤はまなかちゃんペース
大阪ミナミを離れ、神戸三宮へ。同じ繁華街でもミナミのようなカオス感はなく、落ち着いた雰囲気が漂う。
そんな街の雰囲気とは真逆に、本官の心は朝からウキウキが止まらない。もちろん、事前に指名を入れていた、まなかちゃんに会えるからだ。実はまなかちゃんのフェロモンに対する抗体をつけるために、ここ数日彼女のグラビアとブログを眺めつづけていたのだ。しかし当初の狙いははずれ、抗体ができるどころか、彼女の魅力にヤラれそうになっているのだ。
さりとて本官もキャバクラ警察。ここで負けるわけにはいかない。いざ、店舗で直接対決!
席に通されるとすぐに、まなかちゃん登場。
「はじめまして、まなかです」と、笑顔で挨拶。
美人だ。大人の色気にあふれていて、みぞおち辺りがモゾモゾする。さらによく見ると、胸の谷間が強調されたドレスを着ていて、ウエストに絶妙なカットが入っている。めちゃめちゃセクシーやないかいッ!
これは予想以上の強者だ。相手に飲み込まれないよう、こちらもキャバクラ警察魂全開で臨まなければなるまい。
「改めまして、まなかです。今日は指名していただきありがとうございます」席につき、名刺を差し出すまなかちゃん。
近くで見るとさらに色っぽい。
出だしは完全に相手ペース。しかし、男をトリコにするかどうかは容姿だけでなく、トークをはじめとするコミュニケーション能力や人柄、雰囲気も不可欠な要素であるのは言うまでもない。
まなかちゃんは落ち着いた雰囲気で、しっとり話すタイプ。こちらもキャバクラ仕様にギアを上げる必要がなく、心地良い。以前はカジュアル感高めの接客をしていたらしいが、ある時期に「これって失礼と感じる方もおられるかも」と反省し、スタイルを変えたという。自分を客観視できるところも大人である。まなかちゃんのおかげで、ゆったり過ごすキャバクラの魅力を再発見することができた。
怒涛のフェロモン攻撃で
完落ちのピンチ!!
程よくお酒が入ると、さっきまでどちらかというと背筋が伸びた感じだった、まなかちゃんの態度に異変が。前傾姿勢になり、視線もトロリと甘口になってきたのだ。
さらにドリンクをおかわりすると、自分のヒジを本官のヒザに置いてきたではないかッ! 「ピザ10回クイズ」みたいでわかりにくいと思うので、写真で紹介。
どうです、この体勢。からの上目遣い。しかも、ここでまたセクシーなドレスの魅力が効いてくる。はっきり言って、視線はクギづけである。上目遣いとセクシードレスのダブルパンチを食らって平常心でいられる男性はいないだろう。本官も例外ではなく、ドッキドキである。
「ごめんなさい。ちょっと酔っ払っちゃったみたいで…。こんなところお客さんに見られるの恥ずかしいけど、本官さんなら許してくれるかなと思って」
キャバクラでよく聞くセリフでも、言う人がまなかちゃんか否かで意味合いがまるっきり変わる。「まなかちゃんは本官に気を許している」そう思うだけで、頭がのぼせてくる。人はこの状態を“悩殺”と呼ぶのかもしれないが、本官の場合は違う。まだ理性と、キャバクラ警察としての使命感が残っている。
そうだ、まなかちゃんは、『ファンクラマガジン』がイチオシするファンクラガールに選ばれたのだ。捜査を行っている以上、そこに触れないわけにはいかない。
今までは、まなかちゃんのフェロモンパワーに押されっぱなしだったが、ここで一気に挽回だ!
キャバクラ警察の意地を見せ
一発逆転なるかッ?!
煩悩を振り払い、ファンクラガールとしてグラビア撮影した理由を尋ねると、「最初は多くの人に知ってもらうきっかけになればと思っていたんですけど、だんだんお客さんに喜んでもらえることが嬉しくなってきたんです。それでブログでも水着姿の写真をアップするようになったんです」
さすが、まなかちゃん。我々男性の気持ちを考えてくれるところが嬉しいではないか。
「でも、他の女のコを見るとキレイだなと感心しちゃいますね」と照れ笑いする。
いやいや自信を持っていいよ、まなかちゃん。少なくともキミの水着姿にゾッコンの男が一人、目の前にいるのだから。
…あかん、完全に悩殺されかかっている。長居をすればこちらが負けるのは明らかなので、退散することに。
「そろそろ時間なので、今日は帰るよ」
「寂しいな、もっと話したいのに」と、見つめるまなかちゃん。
「そんな悩ましい顔をしても、明日は早くから仕事があるから…」
「やだ、帰らんといてよ。さびしいから」
「かしこまりました、延長で」
まなかちゃんに耳元で甘くささやかれ、あっさり延長。完全に悩殺されました。
ご覧いただいた通り、本官がまなかちゃんの魅力に悩殺されたため、「第一級グラビア悩殺罪」は有罪に確定。
がしかし、キャバ嬢目線で考えた場合、お客さんを魅了したのだから実質ハッピーエンドといえるだろう。まなかちゃん、お世辞抜きでステキです!
■指導
捜査を通じて、まなかちゃんのフェロモンにとろけると同時に、彼女のプロフェッショナルな姿勢に心を打たれた。
例えば、ファンクラガールとしてグラビア撮影したきっかけを聞かれ、「指名を取るため」とはっきり言うところ。まなかちゃんはキャバ嬢なのだから、数字を意識するのは当たり前。それはキャバクラに足を運ぶ我々も大前提にしていること。そうした関係の中で、できる限りお客さんによろこんでもらえるようがんばっているのである。
でも、まなかちゃん、本官に甘えてくれたように、他のお客さんにも甘えていいんだよ。